クレペリン

突然ですがクレペリン検査って知ってますか?

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左から一桁の数字の足し算を行い、1分経ったら下にまた足し算を繰り返し・・・

という作業を行い作業量の変化からその人の適性を見極めようとするものです。

 

私も10年前、この業界に入るまで全く知らなかったのですが、

入社試験で初めて経験して、

入社以来、教育や車掌になるときの身体機能、適性検査

運転士になるときも同様に適性検査があったりと10数回受験しています。

運転関係従事員は3年に一度必ず受けなければいけないと国土交通省から指定されているようです。

鉄道業界に就職するには必ず付いてくるもので、いくら勉強ができてもクレペリン検査で適性なしと見極めされてしまうと入社できません。一発アウトです。

こう書くと大変なことと思われがちですが、普通に真面目に検査を受ければ、よほどのことがない限りはほとんど適性ありと見られるようです。

採用試験の中でも1割もいません。ご心配なく。

そんなわけで、私も採用担当になってしまい、受験する側から受験させ判定する側にならざるを得なくなったので『内田クレペリン精神検査法基礎技術講座』を受講してきました。

 

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受講期間は4日間、ほぼ実習形式です。

まずは検査とはこういうものですとお話を聞いた後

作業量の判定、定型か非定型か、4つのパターン分類

そこからまた細かく分類・・・

と4日間ひたすら検査結果を判定しまくる。

さらに、終盤では150枚の検査結果をひたすら判定するという内容。

もう頭の中が曲線の波形だらけ・・・

これでも8割方正しい判定ができるようになりました。

 

ちなみに入社した後でクレペリン検査で適性なしと判定されたらどうなるのかと言いますと・・・

再検査です。運転の仕事をさせられないということで、乗務員だったらだ乗務から外されます。でも再検査で適性ありとなる事がほとんどのようで、再検査でもダメだったという人は聞いたことがないです。もしかしたら運転と関係ない部署に転勤になってしまうのかもしれません。